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https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784990925277
【書籍紹介】
著者が公害や差別問題と向き合う中で出会った「アナキズム」と「農本主義」。その二つのキーワードを手掛かりに、人と人の関係(アナキズム)、人と自然との関係(農本主義)にこだわり続けてきた三原容子。「アナキズム」が大学の研究テーマとして歓迎されなかった80-90年代、女性の立場から差別と支配のない社会を目指して奮闘する過程で生まれた先駆的な論文は今こそ読み返されるべき内容といえる。
これまで単行本化されることのなかった多くの著作から選り抜き、解説として「21世紀に「農とアナキズム」を読み直す」(蔭木達也/近代日本研究)を付して書籍化した。
カバー絵は辻まこと。
発行はアナキズム文献センター、発売は虹霓社。
【書籍情報】
四六判 376ページ 並製
定価 2,400円+税
ISBN978-4-9909252-7-7
【目次】
第一部 私の考える〈アナキズム〉
アナキズムの〈イメージ〉と私の考える〈アナキズム〉
大杉栄と「道徳」
「農本主義的アナキズム」の再検証
第二部 農本的アナキズムの思想と運動
Ⅰ 石川三四郎
石川三四郎とカーペンター、ルクリュ
石川三四郎の歴史哲学
『農本的アナーキズム』と石川三四郎
Ⅱ 加藤一夫
加藤一夫の農本的アナキズム
加藤一夫の思想 ――アナキズムから天皇信仰への軌跡――
Ⅲ 江渡狄嶺
江渡狄嶺の二つの時代 実行家から社会教育家へ
学校無用論と教育運動 ――下中弥三郎と江渡狄嶺を中心に――
Ⅳ クロポトキンの影響
日本におけるクロポトキンの影響について
クロポトキン『倫理学』によせて
クロポトキン『相互扶助論』と現代
Ⅴ 農村青年社
戦前アナキズム運動の農村運動論 ――その1 自連派――
農村青年社について
農村青年社と現代
第三部 書評
書評 アナキズムとエコロジーとの接点
書評 ジョン・クランプ著『八太舟三と日本のアナキズム』
書評 保阪正康『農村青年社事件』
解説・解題
出版までのいきさつ
初出情報と若干の回想的コメント
〈解説〉21世紀に「農とアナキズム」を読み直す――三原容子論集に寄せて 蔭木 達也
三原容子著作リスト
【解説より】
三原が開拓した「農とアナキズム」研究は誰からも注目されることのないまま30年以上のあいだ停滞しており、加藤一夫に至っては90年の三原の『社会思想史研究』掲載論文(本書所収)がいまだに最新の研究文献といってよい状況だ。〔中略〕「農とアナキズム」をめぐる論集として本書が出版されることで、この方面への関心が高まり、小手先の環境対策や農業支援ということではなく、現代の学知や文化の有り様を踏まえてどのような新しい社会像を描くことができるか、支配と服従を超えた人々の共同による社会、農村と都市との対立を超える社会、そしてその建設の展望ないしその課題と限界について先達から学び、人間が生み出しうる抜本的な社会変革の可能性について、多くの人が考えをめぐらすきっかけとなればと思う。
(解説「21世紀に「農とアナキズム」を読み直す 三原容子論集に寄せて」蔭木 達也)
【著者プロフィール】
三原容子 (ミハラヨウコ)
1955年名古屋市生まれ。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。大学・短大の非常勤講師、人権問題の研究所・研究センターの研究員等を経て、2001年の東北公益文科大学開学と同時に酒田に移り住む。2014年に早期退職し「庄内地域史研究所」の表札を掲げる。
近年は明治初期のワッパ騒動、満洲農業移民送出など、近現代庄内地域史の検証や顕彰に関わる。巨大風力発電建設計画を問い直す活動にも関わっている。著書に『賀川ハル史料集』、共著に『新編部落の歴史』ほか論文多数
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